テルマー湯@新宿

 

ととのいを極めるサウナ道(どう)なら、笹塚のマルシンスパのような、大きな天然水風呂、強力すぎるロウリュ・ストーブのサウナ、予備の小さなお風呂。サウナに特化したシンプルで、ストイックな施設こそ、本流。ととのいだけを求める。余計なものはいらん。私達は禅の修行僧。なんてね。


知ってたけど眼中のなかったテルマー湯。でも色んなサウナーが推薦してて、心が揺れ調べ直した。オートロウリュになっているので、それなら行くしかない。ワクワク。


しかし新宿は巨大過ぎる。人も多く疲れる。特に深い大江戸線からは大変。どっから出たらええねん!でもそのストレスが深い”ととのい”へのエネルギーになる。ニンマリ。


アップルウオッチに散歩だと思われる。出口を間違えたので見てみると2キロ歩いていた。

花園神社の裏で、こんなとこにあったんかと思った吉本興業の斜め前。


浅田次郎の泣ける短編小説「角筈にて」の、昔の角筈(つのはず)の一丁目になるんかな。歌舞伎町なんで。なんか嬉しい。ちょっと調べた。ゴールデン街の奥。


受付で恥ずかしいけど、スマホでクーポンを見せて割引してもらう。サウナ・スパ健康アドバイザーの割引がないので、ちゃっかりクーポンを検索した。館内着とバスタオルだけが入った網の手提げバックを持って、館内着に着替えて上へ上がる。


さあ、風呂に。前を隠す小さいタオルがないやないか。小さいタオルはどこですか?教えてもらう。目立たんように小さく置いてある。一人一枚。そんなん書かんでええやろ。何枚も使うやつなんて誤差の範囲やと思う。逆に何枚も自由に使える、おおらかな施設もある。


ドアを開けると、ド〜ンと外気浴スペースの壁に富士山のタイル画がライトアップ。これはええ。芸術性とは関係なく写真を忠実に再現した感じ。万人が素晴らしいと思うやつやな。


まず、サウナと水風呂、外気浴の動線を確認し、最短距離を頭に入れる。そして、体を清めて、サウナへ。


まあまあ、湿度はある。椅子の段差が小さく、上下移動は楽なんだけど、3段目でも天井が高すぎる。熱がもったいない。遥かに高い位置の温度計が、98度。最上段でも目測で顔の高さで70度台だと思われる。ちょっと低い。都内の施設では一番の低温かも。サウナは12分は最低必要かな。


でも、6分ごとにオートロウリュ。それは助かる。ちょっと水量が少ないけど。2回目は入った瞬間にロウリュウが始まって13分いたら3回もロウリュウに出会えた。


水風呂は15度。いつもならよだれが出そうな温度なんだけど、サウナ温度との対比ではちょっと冷たすぎるかな。2分入るとかなり痛い。これこそ、万人が好む16.5度でいいのではないか。


外気浴はととのえ椅子が結構あり、いつでも座れる。当然、甘みはちょっとしか出ない。寒くなると、神代湯というタンクローリーで中伊豆から毎日運ぶ温泉がある。でも、循環なんでカルキ臭が。どうしても匂いを嗅いでチェックしてしまう。雑菌があるとアウトなんで仕方ないが。


内風呂は今日は米ぬか湯、これは良さそう。意味不明な中性電解風呂というツボ風呂もある。電解水は普通、アルカリか酸性。中性って混ぜたら元に戻るやん。ようわからん。「目に入らないように」という注意書きが気になる。なんか今、目が痛くなってきた。


炭酸泉。これは、都内最強かも。ものすごいシュワシュワ感。これだけに入りに来る価値はある。


なんじゃかんじゃ口悪く書いていますけど、一回目から深くちゃんとバッチシととのいましたので、文句なし!


サウナは30名入れるところを7名程度だったし、全体的に広々していて、人が多すぎないので、かなり快適な時間を過ごせました。平日の昼間ですけど。


マルシンスパもそうですけど、混みまっくてサウナ室の前で裸でボーッと前を隠して順番待ちしている姿は情けな過ぎます。北欧は予約がなかなか取れませんし。


やっぱり、テルマー湯ぐらいの広い施設がいいかな。少しぐらい喋っている人がいてが気にならなく精神的に楽。花園神社の鳥の鳴き声も聞こえますし。


てなわけで、普通に十分いいサウナだと思います。行って損はなし。近くなら最高。


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